あすなろブログ

病みオタクの日常

脅迫性障害の辛さ

ぼくは強迫性障害 (彩図社文庫)

ぼくは強迫性障害 (彩図社文庫)

今回は私がおよそ20年に渡って苦しめられている心の病、脅迫性障害で私が経験したことを少し語っていきたいと思います。

因みに脅迫性障害は日本人では40〜50人に1人位の割合で発症するらしいです。

さて、遡ること20年前、当時5歳だった私は手を洗ってばかりでした。

何を触っても手を洗わなければ気がすみませんでした。

当時幼稚園に通っていたのですが、机や椅子、楽器に金属などとにかく何かに触れたら手を洗わなければ気がすまない、そういう感覚でした。

先生や親にも「何でそんなに手を洗うの?」などと当然なことながら言われます。

手以外でも当時大切にしていた本なども、地面に落としただけで水道で洗ってしまいボロボロになって後悔したことが何度もあります。

もちろん自分では、本は紙なのだから洗えばこうなる事くらいわかっているはずなのに…

一度脅迫観念が襲ってきたら最後、自分の気がすむまで洗ってしまうのです。

他にも不完全脅迫というのもあります。

例えば、いつも机に置いてある物の配置決めていて、少しでも配置がズレたりすると元の位置に直さなければ気がすまない、または配置が変わってしまうのではないかという脅迫観念から数分おきに机の上を確認してしまうなどの症状です。

私の場合、大切なゲーム機の配置を必ず部屋の角に1cmのズレも無く密着させて配置しなければ気がすまないなど、かなり重度なものだったのかも知れません。

とまあ、幼少期の頃はこんな感じでした。 しかし、脅迫性障害で最も辛かった時期は社会人になってからでした。

私は高卒から社会人となり、製造業に勤めていたのですが、入社3年目の事でした。

本来、脅迫観念というのは割とどうでもいい事で悩みだし、頭から離れずその事ばかり考えてしまう事が多いのですが、だいたい一週間ほどで忘れてしまうものです。

ですがその時は強いストレスからか、およそ一ヶ月半ほど脅迫観念が続きました。

翌日も仕事があるにも関わらず朝方まで考えてしまい眠れずそのまま出勤したり、食欲も無くてまともに食べる事もできず、一ヶ月ほど経って体重は10キロ程減っていました。

私はその時、生まれて初めて「このまま死ぬのではないか」という恐怖を感じました。

このままではヤバイと感じた私は、なるべく脅迫観念が襲ってきても何も考えないようにする努力をしました。

そして努力してから約二週間後、脅迫観念はピタリと止んだんです。

今思うと何であんな事であれだけ悩んでいたのか分かりません。 ですが、私はあの一ヶ月半は本当に辛く、今でもトラウマです。

昔ほどではないにしても、未だに症状は完治していません。 私は現在再就職を目指し、精神科に通院したり職安で相談するなど、努力はしているつもりです。

しかし、あの一ヶ月半は本当に辛く、苦しかった。 再就職できたとしても、またそうなるのではないかという不安や恐怖は未だにあるのです。